【製品概要】
Cytation C10はコストパフォーマンスが高いスピニングディスク共焦点顕微鏡に、実績のあるマルチモードプレートリーダー機能を搭載し、1台にまとめました。
使いやすく、どんな研究室のニーズも満たす装置です。
【特徴】
・コンパクトで手ごろな価格の共焦点を全ての研究室にCytation C10は長年のCytation開発で培ったノウハウとお客様からのフィードバックをもとに、優れた性能を持ちながらもお求めやすい価格の自動共焦点顕微鏡として誕生しました。
・共焦点:画質と解析の向上
共焦点顕微鏡では、広視野光学系では不可能なサンプルの詳細な観察を可能にします。 画質の向上だけでなく、共焦点画像とGen5ソフトウェアを使用する事で定量化と分析の向上を図る事ができます。
・高品質な光学部品
Cytation C10では、エビデント製対物レンズ・浜松ホトニクス製sCMOSオルカカメラ・セムロック製フィルターなどの高品質な対物レンズを使用しています。
論文投稿に最適な美しい画像を撮影する事ができます。
・共焦点イメージングとマルチモードプレートリーダーを1台に
スピニングディスク共焦点と広視野イメージングに加え、マルチモードプレートリーダーを組み合わせたCytation C10はあらゆるアッセイに対応します。
また、Cytation C10はモジュール式のアップグレード可能な装置なので、すぐに必要な機能で購入できます。
その後、ニーズの拡大に合わせて後からモジュールを追加する事が可能です。
・共焦点と広視野の組み合わせによる幅広いサンプルのイメージング
Cytation C10はどのような種類のサンプルを使用しても驚くほど鮮明に撮影できます。
広視野イメージングを使用して、低倍率で大きなサンプルを高速に撮影できます。
また、共焦点に切り替えて小さな細胞内小器官や3Dサンプルを画像化可能です。
更に、その両方のモードを組み合わせて、高度に多重化されたマルチパラメーターイメージング実験を行なう事もできます。
・ライブセルイメージングのための環境コントロール
ライブセルの経時変化観察を成功させるには、温度制御やCO2/O2制御、モニタリングなど一貫した環境コントロールが重要です。
Cytation C10は、生きた細胞を長時間培養しながら解析を行うための完璧な環境を提供します。
強力なムービーメーカーとカイネティクス解析ソフトウェアにより、タイムラプス実験の画像化と解析が可能です。
・蛍光標識に合わせた中心波長・波長幅が柔軟に設定可能
Cytationのプレートリーダー光学系は波長幅可変の四重モノクロメーターを採用しています。
波長幅は1nm刻みで9~50nmの間で任意に設定できます。
広い波長幅設定では感度の向上と検出限界の低下を、狭い波長幅設定では複数のシグナルが存在する場合の特異性を高め、他のシグナルとのクロストークを低減させデータ品質の向上が期待できます。
・Cytation C10 : Ready for any application
■3D cell culture
■Nucleic acid quatification
■Live cell imaging
■Biochemical assays
■Label-free cell counting
■Histology
■Calcium flux
■Apoptosis & necrosis
■Cell migration & invasion
■Cell proliferation
■Cell viability & toxicity
■Confluence
■Fast kinetics
■Genotoxicity
■Immunofluorescence
■Microbiology
■Phenotypic assays
■Stem cell differentiation
■Transfection efficiency
■Whole organism imaging
■Normalization
■Phagocytosis
■Signal transduction
■Translocation
マルチモードプレートリーダー測定と共焦点及び広視野イメージングの組み合わせは、ラボのワークフローを一変させ生産性を向上させます。
Cytation C10はあらゆるアプリケーションに対応します。
・Hit-picking : プレートリーダー検出とイメージングを組み合わせた時間とファイル容量の節約
画像撮影には時間と大量のデータストレージが必要となります。
独自のピッキング機能はプレートリーダー光学系を組み合わせる事による利点のひとつです。
ヒットピッキングの条件を設定する事で、素早くプレートリーダー機能でプレスキャンし、Cytayion C10は条件に合ったサンプルのみを自動的に撮影する事で、時間とハードドライブ容量を節約します。
【アプリケーション】
・ラベルフリーセルカウントハイコントラスト明視野イメージングを使用する事でラベルフリー(無染色)での正確なセルカウントが可能です。
・カルシウムアッセイ
Cytation C10とデュアル試薬インジェクター(オプション)を組み合わせる事で、カルシウムアッセイのような反応の早いアッセイの撮影および解析を可能にします。
・ライブセルのカイネティックイメージング
Cytation C10は環境コントロール下でのライブセルのカイネティック撮影および解析が可能です。
・3次元培養にも対応
3次元培養したSpheroidやTumoroidのZ-スタック撮影、Z-プロジェクション(全共焦点画像の作成)、解析を自動化します。
環境コントロールと組み合わせる事で、経時的な解析も可能です。
・スライドスキャニング
H&E染色とカラー明視野により簡単で迅速な撮影と分析が可能です。
Cytation C10をマイクロプレートスタッカーであるBioStackに接続する事で自動連続撮影が可能です。
・細胞生存率・毒性試験
エンドポイント用に開発された細胞生存率や毒性試験だけでなく、リアルタイムでの測定も可能です。
・スクラッチアッセイ
Cytation C10のタイムラプスイメージングと環境コントロールは、カイネティック細胞浸潤アッセイのイメージングを可能にします。
・モデル生物の全体撮影
現在のドラックスクリーニングに不可欠なゼブラフィッシュや線虫などのモデル生物の全体撮影や解析を効率的に行ないます。
・細胞周期解析
細胞増殖に伴なう細胞周期の進行は、厳密に制御されたプロセスです。
自動ヒストグラム解析により各ステージにおける閾値の定義が容易になります。
・トランスフェクション効率
Cytation C10は、トランスフェクション効率の評価を自動化するための直感的な画像解析を提供します。
・幹細胞分化
Cytation C10は、創薬のための非常に生理的に関連性の高い細胞を見つけるために、幹細胞分化のプロセスを促進します。
・遺伝毒性
DNAに対する強い放射線や化学物質などの変異原性物質の影響は、コメットアッセイやγH2AX免疫蛍光アッセイにて検出されます。
Cytation C10はこれらのアッセイに理想的なイメージングプラットフォームです。
・ROIの自動撮影
複雑な顕微鏡サンプルのROIの撮影を高速化する機能です。
この機能を使う事でCytation C10は、低倍率レンズでサンプルをスキャンし、自動的にROIを識別し、高倍率でスキャンします。
・ELISA
Cytation C10は比色・蛍光・発光の全ての基質を用いたELISAに対応しております。
・ルシフェラーゼレポーターアッセイ ルシフェラーゼをベースとしたレポーターアッセイでは、発光シグナルを測定する事で、調査対象のシグナル伝達経路に影響を与える因子の活性を定量する事ができます。
・核酸・タンパク質定量 核酸およびタンパク質定量アッセイは、Cytation C10を使用した分光光度法または蛍光測定を使用したマイクロプレートまたはTake3プレートを使用したマイクロボリュームで実施する事ができます。
・細胞増殖 酵母や細菌を含む微生物増殖アッセイは、Cytation C10を用いた濁度測定など、様々な方法で測定する事ができます。