卓上や恒温庫内でも使いやすいスタンダードな小型振とう機です。
往復、旋回、往復/旋回切り替え式の3種類。
オプションはバイオシェーカー(小型)用と同型です。
・試験管や振とうフラスコに向く往復振とう(NR-1)
・おもに三角フラスコ類に向く旋回振とう(NR-2)
・往復と旋回を切り替え可能(NR-3)
往復と容器の相性
往復振とうは、試験管や振とうフラスコに向いています。
振とうフラスコで振とう培養を行う場合、液量は容量の1/2までにして、図のように液体が動くように速度と振幅を調節します。
往復振とうにおける液体の動き 振とうフラスコで図のように液体を動かすには、速度よりも振幅が重要です。 |
旋回と容器の相性
旋回振とうは、特に三角フラスコ類に向いています。
三角フラスコで振とう培養や溶解などを行う場合、液量は容量の1/5~1/3にして、きちんと液体が回る様に速度を調節します。
旋回振とうにおける三角フラスコ類での液体の動き バッフル付き三角フラスコはエアレーションが良い一方で泡が発生しやすいため、用途を選びます。 |
関連製品:OD-Monitorシリーズおよび小型恒温庫
振とう培養を止めることなく培養液の濁度(OD600)を自動モニタリングできる「OD-Monitor」シリーズとの組み合わせが可能です。
組み合わせ時はツメクランプ振とう台およびツメクランプをご用意ください。
「インビトロボックス iB-130」の庫内最下段に入れて使用できます(振動の影響など、検証済み)。
同製品は室温以下の温度調節も可能な省エネ小型恒温庫です。
培養や低温を要するインキュベーションの際に、恒温室が近くにない場合に便利です。
【用途】
・恒温庫などに入れて微生物の振とう培養
・光照射用恒温庫に入れて藻類などの振とう培養
・ゲルやメンブレンの染脱色
【仕様】
型名 | NR-1 | NR-2 | NR-3 |
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振とう方式 | 往復振とう | 旋回振とう | 往復/旋回切り替え式 |
振とう速度 | 20~200r/min | ||
振幅 | 10~40mm、無段階可変(出荷時は25mm) | ||
架台寸法 および容器架数例 |
290×250mm 三角フラスコの場合:500mLなら4個、3Lなら1個 |
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許容負荷質量 | 約5kg(振とう台および容器ホルダー含む) | ||
安全器/安全機能 | 過負荷時モーター保護回路、ヒューズ | ||
本体の外寸、本体質量 | 355×355×160Hmm、約13kg | ||
電源 | AC100V・0.5A |