CO2インキュベーター庫内などの非常に湿度の高い環境下で、安定的に使用できる振とう機。
発熱量も低く、庫内温度に影響を与えません。
・水没試験にも耐える防水性で高湿度環境下の長期間運用も安心
・抗菌加工が施された標準架台
・操作部は庫外に設置可能(有線2m)
往復/旋回振とうを切り替え可能
容器の形状に応じて、往復と旋回振とうの切り替えが可能です。
シャーレは低速で往復振とう、三角フラスコは旋回振とうという具合に使い分けることができます。
低速においても滑らかで正確な振とうが行えます。
また低速から徐々に安定して振とう速度を上げていくので、サンプルへのストレス低減に効果があります。
清潔なステンレス外装と抗菌加工された標準架台
振とう部の外装は清潔なステンレス製。
さらに標準架台はKENIFINEによる抗菌加工が施され、培地がこぼれた時や水滴が付着した時などの菌/藻/カビ/ウィルスの増殖を大幅に抑制します。
※KENIFINE:神戸製鋼所の商標で、従来の無機系抗菌材料に比べ抗菌性だけでなく防カビ性、防藻性、抗ウィルス性が高く、耐久性にも優れた抗菌性コーティング技術です。
水没試験にも耐える高い防水性
振とう部は開発時の性能テストにおいて、30分間の水没試験及び5分間の運転試験をクリアする高い防水性を有しています。
※水中での使用を保証する試験ではありません。
分離式のコントローラー
コントロールパネルを振とう部本体から離して庫外に設置(有線2mのケーブル)し、外部から振とう速度などの調節ができます。
つまり低温インキュベーターやCO2インキュベーター内の高湿度下などの過酷な環境に振とう部分を設置しても、操作部分は影響を受けません。
・CO2インキュベーター内での動物細胞の振とう培養
・iPS細胞など、幹細胞の穏やかな振とう培養
・グロースチャンバーなどの高湿度環境下での振とう
【仕様】
型名 | CS-LR |
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振とう方式 | 往復/旋回切り替え式 |
振とう速度 | 15~200r/min |
振幅 | 25mm(20mmへの変更も可能)※1 |
架台有効寸法 | 300×200mm |
使用環境温度範囲/湿度範囲 | 0℃~+50℃/95%RH |
許容負荷質量 | 約3kg(振とう台、容器ホルダーを含む) |
本体外形寸法 | 振とう部:300×240×129Hmm 制御部:125×30×70Hmm |
本体質量 | 振とう部:約7kg 制御部:約0.5kg |
電源 | AC100V・1A |