| 製品名 | 内容 |
| MoFlo Astrios EQs （エアロゾル除去システム、コンプレッサー含） 概算価格：￥63,650,000～ |
一式 |
MoFlo Astrios EQ/EQs （モフロアストリウスEQ/EQs）
細胞径0.2 μm からの検出感度を実現
1995年、高速セルソーターとして理想的な フロー系のMoFloが誕生した。
以来、MoFloは高速セルソーターの 代名詞として知られるようになった。
MoFlo Astrios EQ/EQsは、MoFloの 理想的なフロー系を継承。
さらに最新の光学系と デジタルテクノロジーで進化した 高速セルソーターの完成形。
【特長】
■７レーザー７ピンホールシステムにより、同時に最大７本のレーザーで蛍光検出可能■FBCOで６レーザーカップリングにより、簡単光軸調整
■最大搭載検出器数51PMT
■新開発eFSC(enhanced Forward Scatter)により0.2～30μm粒子径を同時検出可能（Astris EQの場合）
■各種搭載レーザー（UVレーザーを除く）波長でFSC散乱光検出可能
■ハイレゾリューションデジタル処理により、ソーティング最大70,000イベント/秒、解析速度100,000イベント/秒を実現
■6方向同時ソーティング、スライドから1536ウェルプレートソーティング機能標準装備
■ビーズ不要の自動ソーティング設定
■自動スタートアップ、シャットダウンウィザードなどサポート機能も充実
■セルソータのオートメーション化に対応
高速ソーティングを可能にする理想的なフロー系
MoFlo Astrios EQ/EQsのCytoNozzleは、フローセル内面を超平滑化し流れの変化を最小化し、乱れのないフロー系を実現。
CytoNozzleは理想的なフロー系を作り上げるとともに、フローセル内を通過する細胞へのダメージを最小化。
この技術により、MoFlo Astrios EQ/EQsは高速ソーティングが可能となった。
同時に、細胞の高いViabilityとVitalityを両立し、さらに、長時間安定した高速ソーティングも実現。
あらゆる細胞に対応可能な8種類のノズル径
様々な大きさの細胞のソーティングアプリケーションに対応できるよう、50、70、80、 90、100、120、150、200μm の8種類* のノズル径のCytoNozzleを用意。
微生物から大型細胞まで、アプリケーションの必要性に合わせてノズル交換を行うことができる。
CytoNozzleの交換は、高感度CCDカメラによるガイドで簡単に行える。
(*IntelliSortIIは、70、100μmノズルにのみ対応。)
0.04μmのシースフィルターと3ステージエアロゾルフィルターを搭載
MoFlo Astrios EQ/EQsは、0.04μmシースフィルターでシース液のバックグラウンドを極限まで減少した。
さらに0.1μmエアフィルターを3つ搭載し、99.9999%までエアロゾルを減少させシース液のバックグラウンドに配慮することで、微生物やオルガネラなどサブミクロン領域の測定とソーティングに対応。
MoFlo Astrios EQ/EQsは、微生物やオルガネラから大型の細胞まで、安心してソー ティングすることが可能。
7レーザー7ピンホールによる7レーザー同時使用
MoFlo Astrios EQ/EQsのレーザー光学系は、マルチカラー測定に対応し、7本のレーザーの同時使用を実現。
7本のレーザーすべてが異軸に設定されている。
それぞれのレーザーで励起した蛍光は、レーザーごとに対応した蛍光検出器に導かれる。
これにより最大49蛍光まで同時検出可能。
独創的なFBCOレーザー光学系
MoFlo Astrios EQ/EQsのレーザー光学系は、6本のレーザー軸を光ファイバーにより1つにまとめて固定化したFiber Beam Conditioning Optics(FBCO)を使用する最新の光学系を採用。
レーザー軸の調整を不要とした。
さらに、MoFlo Astrios EQ/EQsは、レーザー集光にフラットトップビームを採用。
楕円集光ではサンプルの流速変化によってレーザー通過位置が変化し、細胞の散乱/蛍光のされるデータのばらつきが起きる。
フラットトップビームは、このサンプルの流速変化によるデータのばらつきを最小化し、高速解析/ソーティング時でも正確なデータが得られる。
MoFlo Astrios EQ/EQsは、使いやすさと同時にデータの正確性を提供。
最小検出感度0.2μmと9ディケードのダイナミックレンジを実現する最新のeFSC検出系
MoFlo Astrios EQは、前方散乱光を2つに分離して高感度に検出する新開発のeFSC検出器を搭載している。
同時に2種類の前方散乱光を取得することで、0.2 ~ 30μmのダイナミックレンジ で粒子(細胞)を検出できる*。
(* Astrios EQsの前方散乱光検出器は、1つ)
eFSCは、小さな散乱光を高感度で検出するだけではなく、細胞の形態を最も鋭敏に捉えることができるよう設計された7つの散乱光マスク。
新たな散乱光パラメーターを取得することが可能。
さらに、散乱光特性はレーザー波長により変わることから、搭載しているレーザー *のいずれからも散乱光を検出できるよう設計し、より細胞の特性を示す散乱光を取得できる。
(* 355nmは除く)
eFSCにより、今までのフローサイトメーターでは難しかったサブミクロン領域の微生物や生体内のミトコンドリアなどを検出・分取することができる。
MoFlo Astrios EQ/EQsは、フローサイトメーターの新たな散乱光の可能性を広げる。
高精度デジタル波形処理回路
理想のフロー系と同時に、短時間に多くのデータ（パルス）を処理できる高速デジタル回路がなければ、真の高速セルソーターは実現できない。
MoFlo Astrios EQ/EQsは、高精度デジタル波形処理技術により23ビット100MHzのデータサンプリングを行ない、高速のデータを数え落としなくデータ取得する。
この高精度デジタル波形処理回路により、解析速度10万個/秒、ソーティング速度7万個/秒を実現する。
高速デジタル回路で処理されたデータは、9ディケードログで表示される。
表示ログディケードは、4から9ディケードログで自由に変更可能。
高速ソーティング時でも高純度・高回収率を実現
MoFlo Astrios EQ/EQsは、データのノーデットタイムにより、データの数え落としによるソーティングの純度と回収率への影響をなくした。
その結果、高速ソーティング時でも99％の純度と高い回収率を実現している。