【概要】
Thermo Scientific iCAP PRO XPS ICP-OES を使用して、サンプル中の元素を最短時間で分析できます。
高光効率なスループットの光学系と電荷注入検出器(CID)821の組み合わせにより、最短の分析時間を保証します。
iFR 分析モードを使用すると、測定時にスペクトル全体が取り込まれるため、分析時間をがさらに短縮されます。
要求の厳しいアプリケーションのひとつに、UV 領域にスペクトルを有する水銀、アンチモン、鉛などの高感度測定が挙げられますが、eUV 分析モードで検出感度を向上させることで、これら有害金属元素の規制要求を満たすことができます。
【特徴】
パージしたエシェルポリクロメーターと電荷注入素子(CID)検出器で構成される垂直トーチ装備の卓上型 ICP スペクトロメーター。
標準的な構成には以下のものが含まれます。
- 高度なアクセサリーが使える 4 チャンネルぺリスタリックポンプ。
- さまざまなサンプルマトリックスに対しても頑健なプラズマ発生を保証するソリッドステートフリーランニング 27.12 MHz RF ジェネレーター。
- ネブライザー、プラズマ、補助ガスを正確にコントロールし、長期安定性を保証するマスフローコントローラー MFC。
- 0 ~ 0.25 L/min の流量で追加するオプションガスにより、高塩濃度のサンプル(最大 30% TDS)や有機物の分析が可能。
- サンプルの経路に漏れが検出された場合、システムを遮断し、サンプルの損失を防ぐインターロックドレインセンサー。
- サーモスタット制御で、長期安定性を保証し、再較正の必要性を低減するエシェルポリクロメーター。
- 分解能 7 pm により干渉を最低限に抑えるエシェルと組み合わせた交差分散プリズム。
- 167.021 nm ~ 852.145 nm の波長を網羅するランダムアクセス CID カメラ。
- 167.021 nm ~ 240.063 nm の元素に対し、感度と検出限界を向上させるための拡張 UV モード。
- 波長の追加、メソッド作成、サンプル分析、データの後処理を可能にするナビゲートしやすいプラットフォームを提供する Thermo Scientific Qtegra Intelligent Scientific Data Solution(ISDS)ソフトウェア