Revvity Nivo マイクロプレートリーダー

製品名	内容
マルチモードプレートリーダー Nivo F HH3500300 概算価格：￥3,600,000～	吸光度：フィルター Alpha：×
マルチモードプレートリーダー Nivo S HH3500310 概算価格：￥4,600,000～	吸光度：スペクトロメーター Alpha：×
マルチモードプレートリーダー Nivo Alpha F HH3500400 概算価格：￥5,300,000～	吸光度：フィルター Alpha：〇
マルチモードプレートリーダー Nivo Alpha S HH3500410 概算価格：￥6,300,000～	吸光度：スペクトロメーター Alpha：〇

Revvityのマイクロプレートリーダー製品群を元にして、ARVOシリーズの後継機種となるNivo マルチモードリーダーが登場。
主要な検出方法を業界最小のフットプリントにすべて搭載。
日常のバイオケミカルアッセイや細胞アッセイに最適なプレートリーダー。
あらゆる波長を測定でき、吸光度とAlpha以外のすべての測定方法でプレート上方と下方からの測定が可能。
ソフトウェアのインターフェースも簡単に習得して使用することができる。
あらゆる場所や端末から装置の制御が可能で、マルチユーザーの使用環境に最適。
すぐに使用できるRevvityのアッセイ試薬も併せて使用可能。

【概要】

Nivo システムは以下の主要な検出モードをすべて備えた、フィルターベースの高性能のマルチモードマイクロプレートリーダー

・吸光度
・発光
・蛍光強度
・時間分解蛍光
・蛍光偏光
・Alpha

コンパクトで軽量なマルチモードプレートリーダー。
処理数の多くない日常のアッセイや、多様なアプリケーションが要求されるアッセイ開発を行うライフサイエンスのラボのために設計。
Nivo システムのソフトウェアは習得や使用が容易な最新のワークフロー指向のユーザーインターフェースを持つ。
迅速で効率的に測定を開始するための、あらかじめ設定されたアプリケーションプロトコルが用意されている。
これに加えて、データ解析用に MyAssay デスクトップスタンダードソフトウェアが付属。

ブラウザベースの制御ソフトウェアで特定のOSに依存せず、さまざまな端末（Windows、Mac OS、Android ベースのタブレット など）で制御することが可能。
また、Nivo マイクロプレートリーダーは ネットワーク経由で制御することができる。
従って、安全キャビネットの外やラボの近くから遠隔操作で測定のセットアップ、実行、モニターが可能。

検出技術

Nivo の心臓部であるダイナミックフィルターホイールシステムは、多数の色素に対応する。
32 枚までのフィルターを格納することができる。
フィルターは内部と外部のホイール間の移動が可能である。
そのため、個々のフィルターはエキサイテーションとエミッションのどちらの光学系でも使用することが可能。
これにより、アッセイごとにフィルターを入れ替える必要がなく、フィルターが紛失しないように決まったポジションにロックすることができる。
この事から、複数ユーザーが使用する環境に理想的。
すべてのポジションにフィルターを搭載した場合、このシステムはより良い感度でたくさんの色素を検出できる柔軟性を提供する。
モノクロメーターよりもコストパフォーマンスに優れる。

Nivo マルチモードプレートリーダーによる吸光度測定では、フィルターもしくはスペクトロメーターのシステムを選択できる。
スペクトロメーターを備えたシステムは、吸光度の全スペクトル測定が超高速で、230 nm から1,000 nm の範囲を指定した分解能 (2 nm、5 nm、10 nm) で、ウェルあたり 1 秒未満で測定値を取得。

スペクトロメーターを備えた Nivo システムは、波長を切り替えずに単一の測定で一度に 8 種類までの個別の波長を検出することができる。
多様な色素の検出や、未知の吸収スペクトルを持つサンプルの測定も可能。

特徴および利点

コンパクトで軽量なマルチモードプレートリーダーで、卓上スペースを節約し、安全キャビネットや他の部屋への移動も容易。
最大 32 枚のフィルターを格納できるダイナミックフィルターホイールシステムにより、多数の標識に応じたフィルターへのすばやいアクセスが可能。
吸光度において、最高感度のフィルターか、波長の柔軟性のあるスペクトロメーターを選択。
1 - 1,536 ウェルまでのプレートフォーマットに対して、吸光度を除くすべての測定方法でプレート上方と下方からの測定が可能。
オプションのディスペンサーの使用により、反応の早いカイネティクスやフラッシュルミネッセンス、二試薬添加のアッセイに対応。
標準搭載の温度コントロール (65 ℃ まで) と、オプションのガスコントロールユニットにより、細胞が生きた状態で長時間のカイネティックアッセイが可能。
ブラウザベースのソフトウェアにより、PC やラップトップ、タブレットなどのさまざまな端末でプレートリーダーを制御可能。
ネットワーク経由で制御することができ、遠隔操作やデータアクセスが容易。

【仕様】

製品名	Nivo
検出方法	吸光度、発光、蛍光強度、時間分解蛍光、蛍光偏光
プレートフォーマット	1-1,536ウェルプレート
温度コントロール	室温+3℃から65℃
ガスコントロール	CO2：0.0％-18％ O2：0.0％-21％
サイズ	200 (幅) x 495 (奥行) x 268 (高さ)mm ディスペンサー付き：200 (幅) x 495 (奥行) x 380 (高さ)mm
重量	13 kg ディスペンサー付き：15kg
電源	110V, 50/60Hz, 120W
対応OS	Windows, iOS, Android
標準付属品	標準のフィルターセット ・405/10nm：吸光度用 ・480/30nm：蛍光強度 エミサイテーション用 ・530/30nm：蛍光強度 エミッション用 ・700nm IR カットオフ：発光用 ・50/50 汎用ビームスプリッター Alphaモデル用の標準フィルター・ミラー ・575/110nm：Alpha用 ・D660A ダイクロイックミラー：Alpha用 リモート制御用Wi-Fiルーター ネットワークLANケーブル MyAssays デスクトップ スタンダード
オプション	ディスペンサー ガスコントロール（CO2およびO2） ノートPC（15インチ）もしくはタブレット（12インチ） MyAssay デスクトップ Pro データ解析ソフトウェア 位置調整およびシステムチェック用テストプレート

標準機能

1 - 1,536 ウェルのプレートフォーマットに対応し、吸光度を除くすべての測定方法でプレート上方と下方からの測定が可能。
65 ℃ までの温度コントロール。
3 モードのプレート撹拌 （往復、旋回、8 の字）。
ブラウザベースの制御ソフトウェア。
リモート制御用 Wi-Fi モデム。
MyAssays デスクトップ スタンダード データ解析ソフトウェア。

発光 – Nivo システムは、グロー発光やBRET、ディスペンサーを用いたフラッシュ発光やデュアル発光など、さまざまな発光アッセイを測定することができます。

レポータージーンアッセイや細胞毒性、細胞増殖などのアプリケーションに最適です。

時間分解蛍光 – 時間分解蛍光 – サンプルが高価であったり低濃度の場合でも、イムノアッセイの感度とダイナミックレンジを改善させます。

Revvity のランタニドベースのDELFIA やLANCE、HTRF テクノロジーと時間分解蛍光定との組み合わせは、シグナル／バックグラウンド比の改善、高い感度、広いダイナミックレンジ、優れた安定性、卓越した柔軟性を提供します。

Nivo はHTRF certificationを取得しています。

蛍光強度 – 蛍光強度測定は最も一般的な測定方法の一つで、DNA やタンパク質定量、遺伝子発現、タンパク質バインディングなどに利用できる、数えきれないほどたくさんの蛍光物質があります。

蛍光偏光 – 蛍光偏光は、ハイスループットスクリーニングに理想的なホモジニアスなアッセイ技術です。

フルオレッセインは蛍光標識として一般的に用いられ、レセプター- リガンドバインディングやタンパク質相互作用、ハプテンイムノアッセイなどのアプリケーションに適しています。

吸光度 – 吸光度測定は、マイクロプレートフォーマットのアッセイで最も確立されたものの一つで、ELISA やタンパク質定量、核酸定量、酵素活性などのアッセイに適しています。

Alpha – Nivo システムはAlphaScreen™ およびAphaLISA™ テクノロジーでの使用が実証されている、高性能のレーザーベースのAlpha テクノロジーを搭載可能です。

Alpha による洗浄不要のアッセイは、細胞ライセート、細胞培養上清、血清、その他さまざまな種類のサンプル中の生体分子を迅速、簡単、かつ高感度で検出できます。

また、fM からmM までの解離定数の広範囲の親和性を持つ結合アッセイの解析が可能です。

レーザーベースのAlpha 測定により、高いシグナル／バックグラウンド比を維持しながら、わずか数分で96 ウェルプレートや384 ウェルプレートを測定することができます。

これにより、高速で高感度のAlpha テクノロジーをあらゆるラボで利用できるようになります。